#25 [辛口] 広角ズームレンズXF10-24mm F4 R OIS 1年間使用レビュー(作例多数)

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こんにちは、uskyです。

普段広角側のレンズを好んで使っている僕ですが、その楽しさを教えてくれたレンズがこのXF10-24mm F4 R OISです。

今回は1年間(正確にいえば1年以上)使ってみて感じたことなどを、少々辛口なところもありますが、たくさんの作例とともに述べたいと思います。作例のキャプションに撮影時の焦点距離を記載しておきますので画角の参考にしてください(記載する焦点距離は35mm判換算での数値です)。今回はレビューということで、作例はいつもと違ってフジ本来の色を残したままLightroomにてRAW現像しました。ベースにしたカメラキャリブレーションも記載しておきますね。

作例がたくさんあるのでお時間あるときにじっくりご覧ください!(写真 全117枚)

 

画角(焦点距離)が広い

このレンズの焦点距離は10-24mm、35mm判換算で15-36mm相当です。広角側はかなり広めの画角ですが、望遠端は換算36mmと使いやすい画角設計になっています。この広角側の広い画角は大きな建物の全景を写したいときや狭い空間で全体を収めたいときなどに重宝しますし、遠近感を活かしてダイナミックな写真表現をするにももってこいです。望遠側はスナップ撮影に丁度いい画角なので、1本持っておくと超広角〜広角域でいろいろと撮影できて便利です。

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/60s, ISO250, 15mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F5.6, 1/105s, ISO200, 15mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/600s, ISO400, 15mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/60s, ISO250, 25mm, CLASSIC CHROME)

左上にフリンジ出てますね。後述しますが、光学性能はまずまずだと感じています。いつもは補正で消しますが今回は残しておきました。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/60s, ISO6400, 15mm, ACROS)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F7.1, 1/60s, ISO500, 15mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/420s, ISO400, 15mm, PROVIA)

京都水族館のイルカショーを中央の席から広角端側で撮影。会場全体が入ります。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F7.1, 1/500s, ISO400, 36mm, PROVIA)

続いて望遠端側で撮影。舞台がすっぽり収まります。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F11, 1/160s, ISO800, 15mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F11, 1/600s, ISO400, 15mm, CLASSIC CHROME)

東京タワーの全景がダイナミックに撮れます。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/110s, ISO200, 15mm, PROVIA)

中学校の武道場。狭い空間が広く写ります。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/105s, ISO200, 18mm, PROVIA)

広角側で撮影。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/120s, ISO200, 36mm, PROVIA)

望遠側で撮影。

 

歪みは少ない?

このレンズはボディ側で歪曲補正しているみたいなんですがRAWの場合はそれが外れます(よね?)。LightroomでRAW現像する際は歪み補正がかかっていないので、歪んでるなと気になるときはたまにあります。フジのレンズはLightroomで自動歪み補正が使えないので、これが少々面倒くさいんですが、歪みを気にしないようにしたら気にならなくなりました(笑)。JPEGに関しては自動補正がかかるのでほとんど歪みは感じられません。撮って出しなら問題ないレベルだと思います。作例には直線が写っているものを選びました。今回掲載している作例はこの題目以外のもすべてLightroomで歪み補正はしていません。

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/25s, ISO6400, 36mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/500s, ISO200, 23mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/350s, ISO400, 36mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/60s, ISO640, 17mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F22, 1/25s, ISO200, 15mm, ACROS)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/420s, ISO400, 15mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/750s, ISO400, 36mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/640s, ISO2000, 36mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/280s, ISO400, 15mm, CLASSIC CHROME)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/2700s, ISO400, 15mm, CLASSIC CHROME)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F7.1, 1/80s, ISO200, 15mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 30s, ISO200, 15mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO640, 15mm, ASTIA)

 

わりと寄れる

このレンズの最短撮影距離は24cm、最大撮影倍率は望遠端で0.16倍(換算0.24倍)です。倍率的にあまり大きく写るわけではありませんが、わりと近づいて撮ることはできます。広角端で寄って撮ればパースを活かした面白い写真が撮れそうです。ふだん寄って撮ることをほとんどしないのであまり目ぼしい作例はありませんでした。撮ったら追加しておきますね。

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO640, 15mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO800, 15mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO3200, 36mm, PROVIA)

上から。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO4000, 15mm, PROVIA)

正面から。広角端で撮影。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO4000, 36mm, PROVIA)

正面から。望遠端で撮影。

 

KLASSE S

撮影の様子。このくらい近づいて撮ることができます。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F7.1, 1/40s, ISO6400, 15mm, PROVIA)

おまけ。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/400s, ISO400, 15mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO800, 36mm, ASTIA)

望遠端での撮影。F4でもわりと背景ボケますね。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F7.1, 1/60s, ISO6400, 15mm, ASTIA)

広角端での撮影。望遠端で撮った写真とはまた違った印象を受けますね。

 

手ぶれ補正が効く

広角レンズでありながら2.5段分の手ぶれ補正がついています。広角なのでもともとそんなにブレることもないわけですが、夜暗くなってからの撮影や室内での撮影にはやはり役立ちます。もともとブレにくい焦点距離に手ぶれ補正が効いているので、日中立ち止まって撮る分にはブレることはありません。歩きながら撮ったりするとままブレます(これはしょうがない)。

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/13s, ISO6400, 23mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F5.0, 1/60s, ISO5000, 15mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO2500, 18mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/60s, ISO5000, 18mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO1250, 19mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/40s, ISO6400, 15mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/10s, ISO6400, 15mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F7.1, 1/75s, ISO400, 18mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO4000, 15mm, ACROS)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/30s, ISO3200, 16mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/80s, ISO1600, 15mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/50s, ISO6400, 15mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/80s, ISO5000, 15mm, ASTIA)

この写真は超広角ならではですね。ダイナミックさがあって良いです。絞って撮ったのでISOはガッツリ上がってます。僕あまりISO上がるの気にしないのでSSに余裕があるからISO下げるとかふだんあまり考えていません。

 

X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/40s, ISO400, 36mm, PROVIA)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/40s, ISO1600, 15mm, ACROS)

歩きながら撮ったのでブレてます。

 

X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/40s, ISO400, 36mm, ASTIA)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/50s, ISO250, 21mm, CLASSIC CHROME)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/40s, ISO1600, 15mm, CLASSIC CHROME)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F11, 1/1250s, ISO400, 36mm, PROVIA)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/20s, ISO200, 17mm, ACROS)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F9.0, 1.0s, ISO1600, 15mm, ACROS)

手ぶれ補正のおかげで手持ちでシャッタースピード1秒で撮れました。

 

AF速度は普通〜そこそこ速い

広角なので基本パンフォーカスで撮ることが多いんですが、普段使いでAFの遅さを感じることはありません。そもそもAFの速さを気にするような画角ではないのであまり気にしたことはありませんでしたが、遅くて不快に思ったことはないので普通〜そこそこ速いくらいの速度かなとは思います。今度意識して使ってみます。AF速度に関連する作例が見当たらなかったのでてきとうな作例載せておきます。

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/250s, ISO200, 15mm, PROVIA)

遠近感を活かしてダイナミックに。写真右上の描写が気になります。レンズの汚れかな?

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F9.0, 1/140s, ISO200, 36mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/220s, ISO200, 36mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F7.1, 1/120s, ISO400, 36mm, ASTIA)

ふつうにスナップも撮れます。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F11, 1/55s, ISO200, 36mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F7.1, 1/75s, ISO400, 26mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F11, 1/280s, ISO400, 16mm, CLASSIC CHROME)

このゴチャゴチャした感じがいい。

 

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F11, 1/105s, ISO400, 26mm, ACROS)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F16, 1/60s, ISO400, 17mm, ACROS)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F7.1, 1/180s, ISO400, 15mm, ACROS)

臨場感あっていいですね。広角ならではです。

 

X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F5.0, 1/480s, ISO400, 15mm, ACROS)

パースが効いてます。

 

X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F13, 1/200s, ISO400, 19mm, CLASSIC CHROME)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/1100s, ISO400, 15mm, ACROS)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F5.6, 1/1250s, ISO200, 15mm, CLASSIC CHROME)
20170319-DSCF0799
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/22000s, ISO400, 21mm, CLASSIC CHROME)

 

周辺の描写は甘い

周辺の描写は少々甘いなと感じます。あまり解像していなかったり流れてしまっていたり。これがこのレンズの一番気になる点ですが、F4通しのズームレンズはまあでもこんなもんだよねといった印象です。となるとXF8-16mm F2.8が気になるところですが、XF8-16はより広角になっているのでそうなると歪曲具合が気になるところではあります。中央部の描写はシャープで問題なしです。でも感動するってほどではありませんでした。使っていて感動するレンズってあるじゃないですか。でもこのレンズには感動したことはありません。(フジの他のレンズが良すぎるせい)

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/60s, ISO250, 36mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F7.1, 1/320s, ISO200, 36mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/950s, ISO400, 15mm, ACROS)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F5.6, 1/800s, ISO400, 15mm, ACROS)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/110s, ISO400, 15mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/1400s, ISO800, 36mm, Velvia)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F5.0, 1/200s, ISO400, 25mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F16, 1/60s, ISO400, 34mm, ACROS)

これは絞りすぎで回折してるのかもしれません。

 

X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/450s, ISO200, 26mm, PROVIA)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F9.0, 1/2000s, ISO400, 15mm, PROVIA)

 

逆光耐性は弱い?

今まで使ったレンズにはもっとひどいものもありました。それに比べれば全然ましなレベルだと思います。むしろ優秀なほうだとは思います。ただ、標準ズームレンズのXF16-55mm F2.8 R LM WRと比較すると弱いです。こればかりはより優秀なレンズを使ってしまうとダメですね。及第点以上でも満足できなくなってしまいます(笑)。

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/400s, ISO400, 36mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F9.0, 1/4000s, ISO400, 26mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F13, 1/320s, ISO400, 15mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/480s, ISO400, 17mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F5.6, 1/2400s, ISO400, 36mm, ACROS)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F11, 1/15s, ISO640, 15mm, Velvia)

絞り羽根が7枚なので光芒は14本出ます。

 

絞り環に目盛りがない

これ、2つ目の気になるポイントです。絞り環に目盛りが切ってないので絞り環をずっと回し続けることができます。レンズを見てもF値が分かりませんし、撮影気分的にもよくないです。盛り下がります。相棒から一気に他人になるくらいに愛着度が変わってきます(個人的に)。カメラを構えていないときにF値を設定できないのはよくないです。フジのカメラを使っている人はこの独立した物理ダイヤルが好きで選んだ人も多いかと思いますし僕もそのうちの1人ですが、目盛りが切ってないタイプのレンズは、自分が求めてるシステム系とはちょっと違うなといつも思ってます。作例は他で特に使う場面がなかった紅葉の写真を載せておきます。ブログで既出の写真もありますが新作もあります。

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/70s, ISO250, 15mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/140s, ISO400, 15mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/160s, ISO400, 15mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/125s, ISO400, 36mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F7.1, 1/80s, ISO500, 17mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F5.6, 1/80s, ISO640, 15mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 4s, ISO200, 15mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 4s, ISO200, 22mm, ASTIA)

 

XF16-55, XF16と比較して

比較すると画質の面ではやはり単焦点には劣りますしF2.8通しの標準ズームレンズXF16-55mm F2.8 R LM WRにも劣ります。XF16は寄れるしボケるし写りも最高でいいこと尽くしですが、その“固定”の焦点距離を使いこなせるかは分からないですし、性能は劣っていても汎用性の高いズームレンズを使うほうがいい写真が撮れることもあるかと思います。決して安価ではないですが、とりあえず広角レンズが1本欲しい場合は汎用性の高いXF10-24mm F4 R OISを選ぶのもおすすめです。単焦点は足で撮影範囲を調整するのに対してズームレンズはズームリングで調整できてしまうので便利っちゃ便利です。

XF10-24mm F4 R OISと同じ焦点領域のXF14やTouit12は使用したことがないのでなんとも言えません。もし購入することがあれば追記したいと思います。

作例は題目とは関係ないものです。

X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/60s, ISO1250, 23mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/680s, ISO400, 26mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F9.0, 1/18s, ISO6400, 27mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO3200, 18mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/3s, ISO400, 15mm, CLASSIC CHROME)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/40s, ISO500, 15mm, CLASSIC CHROME)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/220s, ISO200, 15mm, PROVIA)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/1700s, ISO200, 15mm, PROVIA)

 

広角レンズは扱いが難しい?

広角レンズ苦手な人多いですよね。その理由の1つにいろいろ写り込んでしまい何を撮ったのか伝えにくいというのがあるかと思います。僕自身広角レンズは好きですが得意だと思ったことはありません。ですが苦手意識もありません。僕は自分が見た景色全体を捉えたい収めたいという思いが強かったので最初から苦手意識はありませんでしたが、わざわざ広角レンズを使ってまで何を撮りたかったのかが伝わるように、そこは意識して撮るようにはしていました。建物の大きさとか人の多さとか自然の雄大さとか。広角レンズは時としてダイナミックに切り取れるので。

他には、パースが強くかかりすぎてしまうのが苦手って人もいるかと思いますが、それは写真表現の1つとして捉えてしまえばいいと思います。建物が傾いて写ってしまうのはレンズの特性上仕方がないです。角度を少し変えるだけで全然違ったパースがかかるので、これだ!と思う位置を探して撮影してみるのをおすすめします。やってみると分かるんですが超広角レンズはちょっとした角度の違いで写真がガラッと変わります。

あとは、これはどのレンズを使うときにもそうだとは思いますが、主題を一つ置くことで写真の意図が明確になります。メインがあってそれ以外は(メインをお膳立てする)要素だと考えるといいかもしれません。広角はそれを創るのが少し難しいだけだと思います。いろいろと写り過ぎてしまうので。でも僕はあんまり主題一つだけって撮り方はしませんけどね。全体を撮りたがりなので。

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X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/25s, ISO6400, 15mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/60s, ISO1000, 15mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F11, 1/680s, ISO400, 15mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F11, 1/400s, ISO400, 15mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 10s, ISO200, 15mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 11s, ISO200, 19mm, Velvia)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F6.4, 1/60s, ISO1000, 26mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F16, 8s, ISO200, 15mm, ASTIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F10, 5s, ISO200, 20mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F11, 2.6s, ISO400, 16mm, CLASSIC CHROME)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 0.6s, ISO400, 22mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F4.0, 1/80s, ISO1000, 15mm, PROVIA)
X-Pro2 + XF10-24mm F4 R OIS (F8.0, 1/60s, ISO320, 36mm, Velvia)
X-T2 + XF10-24mm F4 R OIS (F13, 1/1600s, ISO400, 15mm, CLASSIC CHROME)

 

総評

広角レンズは見てる世界を広く写すことができるので個人的にはすごく楽しいレンズです。XF10-24mm F4 R OISの写りはまずまず及第点といったところですが、現状写りに満足できていないのも事実で、使用頻度は単焦点レンズに軍配が上がっています。XF8-16に期待はしていますがレンズがより大きくなってしまうことを考えると風景メインではない自分にはサイズ感的にXF10-24mm F4 R OISがベストな気もしています。F値が固定なのもズームしても全長が変わらないのも地味にポイント高いです。これはGoodです。絞り環に目盛りが切ってないのはBadです。

個人的な意見ですが、このレンズは好き嫌いが分かれるレンズだと思うので、XF10-24mm F4 R OISの購入を迷っている方は一度レンタルして試してみることをおすすめします。画質重視なら単焦点、汎用性重視ならこのレンズで間違いないです。防塵防滴ではないので気になる方はそこを考慮して判断してください。このレンズは基本性能は非常に高いと思います。ただフジの他のレンズが良すぎるため相対的に劣っているように僕自身は感じてしまっています。

 

以上1年間使用レビューでしたが、いかがでしたでしょうか。少々辛口なところもあったかもしれませんが、使用して感じたことをすべて述べました。決してこのレンズが嫌いなわけではありませんよ。嫌いだったら春夏秋冬いろんな地域の写真を収めることはできていません。愛すべきレンズだからこその本音トークです。

XF10-24mm F4 R OIS購入の際の参考になれば幸いです。

今回掲載した写真のギャラリーはこちら

 

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#2 GIZMON Utulens試し撮り in Osaka

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こんにちは。usky(うすきー)です。

今回は前回#1の翌日、GIZMON UtulensX-Pro2に装着し、大阪で試し撮りした際の写真をレンズの使用感とともに載せていこうと思います。(写真104枚)

#1 ブロガーオフ会、たけさんぽ 大阪フォトウォークに参加してきました!

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まずはじめにGIZMON Utulensとは

ギズモショップで販売している、写ルンですのレンズを各メーカーのミラーレス機に装着できるよう改良したレンズのことです。EF-M, X, E, ニコ1, マイクロフォーサーズマウントと幅広く用意されています。(¥3,980)品切れになることも多いですが少し待てば再販されます。

今回装着するカメラはセンサーサイズがAPS-CのカメラFUJIFILM X-Pro2ですので、焦点距離は35mm判換算48mmとなります。(写ルンです及びUtulensの焦点距離は32mm)

また、F値がF16固定のパンフォーカスレンズです。(写ルンですはF10)

絞り調整もピント合わせも必要ありません、と言うより出来ません。

ただひたすら撮るだけです!

パンフォーカスはスナップにはもってこい!ということでスナップ好きな僕としてはマストバイな商品でした。

ではさっそく「写ルンですレンズ」の写りを見ていきましょう!

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しばらく順調に撮影していたんですが、この写真から分かるように太陽が出ているほうへレンズを向けるとマゼンタ色の色かぶりが発生しました。そこは注意が必要なようです。

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ここまで軽快に撮ってきました。率直に言って、最高に使いやすいです!!

写ルンですは海外ではQuick Snapと言う商品名で販売されているんですが、名前の通り、素早く軽快にシャッターを切れます。

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ちなみに今回も写真大量です。時間のない方は流し見していただいて結構です。

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最短撮影距離の1mより寄って撮るとこんな感じ。

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写りはどうでしょうか。甘めな描写が写ルンですそっくりですよね!

レンズが同じなので当たり前ではあるんですが、デジタルで再現できるって、結構感動します!

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この写真iso6400まで上がっています。シャッタースピードは1/250秒です。

ある程度のSS(シャッタースピード)がほしくて、尚且つF値を変更できない状況でもデジタルならiso感度を上げられるので、写ルンですでは撮れないような写真も撮れてしまいます。iso6400まで上げなくても良かった気もしますが多少のノイズが逆にフィルム感を出してくれていいかもしれません(笑)。

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色かぶりしていますね。原因は何なんでしょう?

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大阪天満宮を後にし、中之島方面へと向かいます。

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写ルンですって太陽光を入れると独特な形状のフレア出ますよね?このGIZMONのレンズはフレアが出ないようにコーティングされているようなのでそこは抑えられているんでしょうか。マゼンタ色の色かぶりが少し発生していますが、いい雰囲気でフレアが出ています。20171202-XPRO0856

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パンフォーカスっていいですね。焦点距離が48mmのパンフォーカスってどうなんだろうって思っていたんですが杞憂でした。何も考えずガシガシ撮れます。

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このレンズは重量46gとものすごく軽いです。そして薄いです。ちなみにパンケーキレンズのXF18mm F2 R116g、XF27mm F2.878gなので、それよりも全然軽いですね。ただ、フジ純正の製品でフィルターレンズというものがあるんですが、そちらは重量32gと軽量で尚且つ同じパンフォーカスのレンズ(F8.0)なので、機会があれば撮り比べてみたいです。

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ここから心斎橋へと向かいます。(前日にレンタルしたレンズを返却するため)

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簡単にフィルムライクな写真に仕上がるので、そんな写真が好きな方は購入してみてもいいんではないでしょうか。

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室内でも撮ってみました。iso3200, SS1/75秒です。室内では使いにくそうですね。室内でF16はツライです。でも、ストロボを焚(た)けばいい雰囲気の写真は撮れそうですね。

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最後の写真は17:30頃に撮影しました。(2017/12/03)

iso10000まで上がっています。これ以降の撮影は難しそうだなと思ったので、今回の試し撮りはここで終了しました。また機会があればストロボを使って暗いところでの撮影も試してみたいです。

 

今回このレンズを使ってみて、まずはじめにパンフォーカスの素晴らしさを改めて感じました。X100Fで写真を撮るときには、ワイコンをつけてパンフォーカスで撮ることが多いんですが、ほんとスナップ撮影にパンフォーカスは最高ですね!スナップ写真をよく撮る方はこのレンズ楽しいと思います。

そして「写ルンですレンズ」のこの甘い描写。写ルンですの写りが好きな人はマストバイなんじゃないでしょうか。写ルンですと違って何枚でも撮れますしシャッタースピードも変更できます。

デジタルでたくさん練習してレンズ性能を熟知し写ルンですを完全に使いこなすって作戦もありですね!(焦点距離とフレアの出方は少し違うかも)

僕のX-Pro2の常用レンズはXF35mm F2 R WRなんですが、今回このレンズはそれを脅(おびや)かす存在だと感じました。XF18mm F2 Rの新型が出るまでは、No.2レンズとして君臨することでしょう。

 

今回撮った写真のギャラリーはこちら

写真はRAWデータをVSCOをベースに作成したオリジナルプリセットを用いて現像しています。要望があればJPEG撮って出しでの作例も撮影してきます。

品切れになることも多いですが少し待てば再販されます。

公式サイトはこちらからどうぞ。

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