#23 【X-H1購入記】何事も自分でやってみないとほんとのところは分からない

Pocket

はじめに

ことの発端は、次項の「増えてきた機材」が始まりです。そして、いろいろと考えていくうちに、もう一つの別の問題を解決しようと思うに至りました。

 

 

増えてきた機材

防湿庫を覗くと、使用頻度の低いカメラがちらほらあります。今年は就活やら研究やらであまり写真を撮りに行くことはできませんし、カメラは使ってなんぼ、しばらくの間使わないカメラを持っていてもしょうがないので思い切って機材整理をしようかと思いつきました。残すのは潔くカメラ1台レンズ1本のみ。筆頭に上がるのはもちろんX-Pro2XF35mm F2 R WRでした。

 

 

手ぶれ補正なんて必要ない

僕自身はカメラにもレンズにも手ぶれ補正は必要ないと考えていますし、チルト液晶やバリアングル液晶なんかも必要ないと考えています。あとからピント位置を変えられたり、シャッターを切ったときまでの時間を遡って撮影できたり、すべてを記録してあとから写真として切り出したりできるカメラもありますが、そういったものに対しても僕は否定的に考えています。きちんと記録するという意味においてはありですが、自分が写真を撮る上ではそれらの機能は必要ないし搭載してほしくないとすら思っています。(それらの機能を使って撮っている人たちに対してどうこういっているわけではありません。あくまで自分には必要ないという話です。)

 

 

X-H1というカメラ

このブログの読者の方々はTwitterをフォローしてくれている方々がほとんどなので、知っている方も多いかとは思いますが、僕は富士フィルムのボディ内手ぶれ補正に対するスタンスに懐疑的です。それは、当初ボディ内手ぶれ補正を搭載することはないと明言していたのにも関わらず、X-H1というボディ内手ぶれ補正を搭載したカメラを出したことに起因します。

オリンパスやソニーなどのカメラでは強力なボディ内手ぶれ補正が一つの売りになっています。それゆえ、富士フィルムユーザーのボディ内手ぶれ補正を待望する声が大きいのも分かりますし、実際あれば便利なんだろうなとも思います。
ただ、はっきりと搭載することはないと明言していたにも関わらず、しれっとそんな月日も経たずして発売するのは、メーカーのあり方として少し疑ってしまっているわけです。
また、X-H1開発秘話の中で、IBISはやらない、といい続けてきた。しかし、それは訂正させて欲しい。やらないの意味は、”納得行くものができるまではやらない”だったと。という記述がありましたが、これは個人的にはとても言い訳がましく聞こえ、より不信感を募らせてしまっているのが現状です。言いたいことは分かりますが、方針転換したならそれを堂々と言えばいいのにと思ってしまうわけです。
そのためX-H1というカメラに対しても、見た目がかっこいいなとは思いつつもあまりいい印象を持ってはいません。(IBISはボディ内手ぶれ補正のこと)

 

 

工学部出身として

僕は工学部を卒業しています。専攻は化学ですが、世の中をより便利により快適により豊かにするために新しいものを開発するという点に関してはどの専攻も共通だと認識しています。
その立場からボディ内手ぶれ補正という技術を見てみると、これはカメラ業界にとっては革命的というのは少しオーバーかもしれませんが、1つの大きな進展だと思います。

誰でもブレが少なくなったら嬉しいに決まっていますし、そんな技術が開発可能だとすればメーカーもどんどん採用するに決まっています。その流れはいたって普通のことなわけです。それなのに「カメラに手ぶれ補正なんて必要ない」なんてこと言っていたら、それはデジタルカメラはカメラじゃないと否定するフィルムカメラおじさんと同じで、時代の流れについていけてない、懐古的で時代を楽しめないもったいない人になってしまいます。

 

 

自分で使ってみないとほんとのところは分からない

こういった一連の経緯がありまして、いろいろ考えた結果、カメラはX-H1、レンズはXF35mm F1.4 Rを選択することにしました。
機材はフィルムデジタル関係なく、所有していたすべてのカメラとレンズを売却しました。
カメラ:X-Pro2, X-T2, X100F, EOS-1V, KLASSE S, KLASE W
レンズ:XF23/1.4, 35/2, 56/1.2, 90/2, 10-24, 16-55, EF50/1.4, WCL-X100Ⅱ

ただ、カメラ1台レンズ1本というスタイルはこの先もずっと続けていくわけではなく、“写真があまり撮れないこの1年間”、使われないカメラたちは必要としている人の元へ、自身は新しい時代のカメラと向き合うための期間として、有効的に利用するための選択の結果からくるものです。
なので1年間ののち、必要なカメラと必要なレンズを買い直すという処置をする予定でいます。本末転倒ですがすべてまるっと買い直すこともあり得ます。

また、1本縛りのレンズにはXF35mm F1.4 Rを選択しましたが、このレンズは今回で購入するのが3回目となる因縁ともいうべきレンズです。おそらくフジで一番人気のレンズ。このレンズを僕は使いこなせず、これが僕の中では相当悔しいわけです。1年間でひたすらに向き合いたいと思い選びました。

 

 

GFXとライカM10

Twitterでもよく呟いていますが、僕はこの2台のどちらかを購入する予定でいます。
ストリートスナップを撮る人ならライカM10一択な感じもしますが、GFXの世界をのぞいて見たいという思いも強いため、未だに選びきれていません。

今回のX-H1という選択はこのGFXM10かの選択のときにも役立てるものだと考えています。
というのも、僕は風景写真は撮りませんし、ポートレートもほとんど撮りません。ですからGFXはもっぱらスナップでしか使わないことになります。それが本当に実用的なのかどうか、愛用していたX-Pro2X100Fに比べて大きなX-H1をこの1年間持ち歩くことで吟味したいと考えています。
例えば、カメラのバッグに占める割合だったり重さだったり撮られる人への威圧感だったり、明らかにX-Pro2M10に分がある項目に関して、どの程度許容できてどの程度問題があるのかを擬似的ですが検証したいと考えています。ただ、検証するといってもそんなに撮りに行けないわけですから、どこまで判断材料として利用できるかは分かりません。

また、正直、今回機材を売り払った金額でどちらかのカメラとレンズは購入できるのですが、それらを購入するために売り払ったわけではないので、今回は見送りです。

 

 

最後に

人によっては「別にX-H1の買い増しだけでよかったんじゃないか?」と思われる方もいるかもしれません。
それは何度か考えましたが、この“写真があまり撮れない1年間”をどうにか有効的に活用しようと考えた結果、少し懐古的な自分が写真機のあり方として現状否定してしまっているX-H1と、それだけを所有することで、きちんと向き合えると考えたからです。

きちんと向き合えるというのは、深く深く考えていけるということです。1台しかカメラがないという状況は、そのカメラと向き合わざるを得ないわけで、いい面も悪い面も、機能的なことも感覚的なことも、深い気づきを得ることができます。それは、ただ好きなカメラを使っているときよりも得られるものは多いはずで、今後の写真人生にもプラスの影響を与えてくれるだろうと思っています。

また、それはレンズにも言えることで、苦手なレンズときちんと向き合えるのは今しかないと思い、XF35mm F1.4 Rの1本を選びました。実際は今しかないなんてことはなく、その気になればいつでもできるわけですが、個人的なタイミングとして今しかないと思ったわけです。
一つのレンズと向き合うことは、特に使いこなせないレンズであればあるほど、“写真とは何か”について考えられる気さえするのです。

 

自分にとっての写真は、これはまた別の機会に話すかもしれませんが、ただ楽しければいいというものではないんです。写真を撮る行為は自分自身の内側を見つめることに他ならないんですよね。なのでカメラやレンズのことも深く考えていく必要があるわけで、否定的に思っているものに対しても食わず嫌いしないで、実際それはどうなのかということをきちんと考えていこうとしているわけです。
これがおそらく今回の決断の根底にある部分だと、自分自身は考えています。

カメラを撮るカメラがないのでiPhoneで撮影。

 

 

Pocket

ギャラリー

#12 個人的なX-Pro2, X-T2, X100Fの使い分け方 +α

Pocket

こんにちは、usky(うすきー)です。

僕はX-Pro2X-T2、そしてX100Fの合わせて3台のデジタルカメラを所有しています。

そんなにいらないでしょ!って思われる方も多いかもしれませんが、3台とも必要なんです!!

これほんと。

そこで今回は、僕の個人的なX-Pro2、X-T2、X100Fの使い分け方について書いていこうと思います。

ですがその前に、まずは3台購入するに至った経緯について話したいと思います。

 

購入に至った経緯

X-Pro2との出会い

X-Pro2との出会いについては前回の#11で長々と書きましたのでそちらをご覧ください。

#11 EOS 5DⅢからX-Pro2に乗り換えた理由

20170116-IMG_9330

X-T2に対する羨望

X-Pro2を購入して2ヵ月後、X-T2が発売されました。発売当時、X-T2X-Pro2よりも高性能でしたが、X-T2の連写性能、AF追従性能、3軸チルト液晶、4K動画撮影にはあまり興味がなく、個人的に魅力を感じたのは、ファインダーの見やすさと縦グリを付けられることの2点でした。それならX-T1でもいいんじゃ?と思われるかもしれませんが、X-Pro2を一度使ってしまうと一世代前のカメラにはもう戻れませんでした。

また、縦グリをつけるとブーストモードという機能を使えるというのが自分をワクワクさせました。当時、大学の写真部と写真サークルに所属し、撮影依頼でポートレートを撮る機会も多かったので、X-T2大きいファインダーと縦位置で撮りやすい縦グリをつけられるということが非常に魅力的で、なぜだか羨ましくも感じていました。また、ポートレート撮影に限らず、僕は頻繁にレンズ交換をする人なので、レンズ交換をする手間を減らしたいという理由でもう一台レンズ交換式のカメラが欲しかったというのもありました。

そして、発売から2ヶ月後5DⅢを下取りに出しX-T2と縦グリをセットで購入しました。縦グリは常につけています。

20180105-20180105-IMG_5705
フジ最初のカメラはX-T1でした。
20170618-IMG_7940
※この写真は写真を撮るときに縦グリを外しています。

X70に対しての不満

20180105-FB_IMG_1465436432162

20160603-IMG_9478

#11を読まれていない方のために書いておきますが僕はX-Pro2を購入する前に先にX70を購入しています。

そしてX-Pro2, X-T2と購入し、それらのカメラと比較した際にX70に対して不満が募ってきました。

X70X-Pro2X-T2より一世代前のセンサーと画像処理エンジンを使用しています。また、バッテリーもX-Pro2, X-T2とは別のものであり、ファインダーもありませんでした。

先ほども少し述べましたがX-Pro2X-T2などの新世代のカメラを一度使ってしまうと、撮れる写真やカメラ動作への不満からか、X-T1X70のような一世代前のカメラでは物足りなく感じていました。また、以前から、ファインダーがないと写真を撮る気分が盛り上がらないという思いがX70を使っていてありました。(当時、X70X100Tよりも魅力的だと感じた上で購入していましたが次第にファインダーが欲しくなっていました)

そんな中、X100Tの後継機であるX100Fが登場しX70と同じコンパクト機であるにも関わらず中身がX-Pro2X-T2と同等であり、また、ファインダーもついているため一気に気持ちが揺らぎ始めました。(X70の後継機を待つという手段もありましたがファインダーが無性に欲しかったのでもうX100系への乗り換えしか頭にありませんでした)

X70からX100Fへの乗り換えに際して、ネックはサイズが少し大きくなることと画角が28mmから35mmに変わることでしたが、そんなにサイズを気にしないのといざとなったらワイコンをつければ解決するということで問題なしでした。

X-Pro2と共存できるのかという不安もありましたが、「まあ大丈夫でしょ!」とその問題を解決させました。

20171010-現像済み-0010-7
X100FX-Pro2X-T2とバッテリーが同じ。これすごく便利です。

機種の使い分け方

X-Pro2

  • メインカメラ
  • スナップを撮りに行くときに使う
  • 基本的にはこのカメラ(つまり、スナップを撮ることが圧倒的に多い)

X-T2

  • サブカメラ
  • ポートレートや動体撮影、旅行に行くときに使う(ファインダーが大きくて撮りやすい、縦グリが便利、バッテリー持ちも最高、ズームレンズが使いやすいなどの理由のため)
  • レンズ交換の手間を減らすためにX-Pro22台持ちで写真を撮りに行く際にも持ち出す
  • 出番はいちばん少ないかも

X100F

  • サブカメラ
  • ちょっとしたお出かけの際に使う(カフェや外食、散歩など) 
  • 旅行時のサブカメラとして使う(自撮りや料理の写真など)
  • 最近はこのカメラを使うことが多い
  • ネックは防塵防滴じゃないところ

複数台持っていくときはX-Pro2&X-T2, X-T2&X100Fの組み合わせが多いですね。一度に3台とも持っていくことはないです。

また、X-Pro2X100FOVFは撮影範囲外も見ることが出来るのでスナップを撮るときには重宝します。なのでやはり、X-Pro2X100Fの出番は多めで、X-T2は少なめです。

 

3機種に対しての共通の不満点

共通の不満点、実は1点だけあります。

それはフルサイズセンサーではない点です。

「えっなんで?」って思った方もいるかもしれませんが理由を聞いてください。

僕は50mmのレンズを50mmの画角(焦点距離)のまま使いたいんです。

つまり、純正でない他メーカーのレンズをつけたときにそのままの画角・描写で楽しみたいということです。

NOKTONしかりSUMMICRONしかり。

そしてなおかつ、35mm判換算で同じ画角(焦点距離)に揃えた際の、同じF値でのボケ量の少なさに違和感を感じてしまいます。その違和感は許容できる範囲ではあるんですが、どこか写真に物足りなさを感じてしまうんです。例えるなら、わさび抜きのお寿司を食べてる感じ??

 

画質には満足しているんです。ですが、ボケ量の違和感とレンズの味をフルで楽しみたいという点で不満には思っています。

同じサイズ感でフルサイズといえばライカしかないので、最近はライカに興味津々です。

20171223-20171121-現像済み-000017-6

 

どのカメラを買おうか悩んでいる方へ

X-Pro2, X-T2, X100F, X-E3, X-T20, X-A5といった現行機種のナインナップがある中で、一番悩む方が多いのがX-Pro2X-T2のどちらを購入するべきかという問題ではないでしょうか。

(追記最近X-H1発表されましたね。X-T2X-H1, 噂のあるX-T3X-H1で悩まれる方も多いかもしれません。追記できたら追記しますね。

(追記) X-H1購入しました。しばらく使用してみて感想や使用感など述べたいと思います。

#23 【X-H1購入記】何事も自分でやってみないとほんとのところは分からない

 

X-Pro2X-T2で迷ったときは?? 

今現在X-Pro2X-T2の選択で迷っている方は、次のことを考えてみてください。

  • スナップを撮るのかポートレートを撮るのか風景を撮るのか。自分は何を撮るのか。

  • ファインダーは見やすいほうがいいのか多少見にくくてもいいのか。

  • 多少見にくいというのは軽快に撮影できる程度には自分が許容できるものなのか。

  • ファインダーはEVFでいいのかOVFも使いたいのか。OVFが使いたいのか。

  • 縦グリをつけたいのか別に必要ないのか。つまり、縦位置でよく写真を撮るのか別に撮らないのか。バッテリーを一度にたくさん装填させておきたいのか特に気にしないのか。

  • チルト液晶が欲しいのか必要ないのか。つまり、ローアングルやハイアングルでよく撮影するのかしないのか。

  • X-Pro2SS・ISO兼用ダイヤルをちゃんと使えるのか。X-T2のような独立ダイヤルでなくていいのか。

上で述べたことは僕の判断基準です。他にも比べるべき対象はまだまだあるはずです。とことん比較してみて自分の使用用途やフィーリングに合ったカメラを選んでください!

それでも選びきれない方は、たとえどちらか一方を買ったとしてもそのうちもう一方も欲しくなる運命なので、諦めて両方買いましょう。

 

20170815-現像済み-8880

最後に

今回は僕が所有しているデジタルカメラについて書きましたが、フィルムカメラに関してもKLASSE SKLASSE Wという似た機種を所有しています。こちらもメーカーは富士フイルムですが、僕は同じようなランクのカメラが併売されていたらそのどちらも使ってみたくなる性格なのかもしれません。20161110-IMG_2945

20180105-IMG_6761

Pocket

ギャラリー

#11 EOS 5DⅢからX-Pro2に乗り換えた理由

Pocket

こんにちは、uskyです。

 

僕はX-Pro2を使う前は長らくCanonのカメラを使っていました。

僕のカメラ人生は新垣結衣がCMをやっていたこともありEOS Mから始まりました(笑)。その後ファインダー欲しいよねフルサイズがいいよねということでEOS 5DMarkⅢを購入しました。大学2年のことです。

5Dをメインで使いつつ、ボディのデザインに惹かれてX-T1を購入し、コンパクト機が欲しいということでRX100Ⅲも購入しました。大学3年のことです。

その他にEOS M2, M3も購入しました。

大学4年のときのCP+で、X-Pro2とともにお披露目されたX70に魅力を感じ、発売してすぐX70を購入しました。そのときは「X-Pro2のデザインいいなぁ」と思っていた程度で、「自分には5DがあるしフルサイズからAPS-Cに乗り換えるなんてありえない!フルサイズの方がいい写真が撮れるに決まってる!」と思っていました。

ある日、近くで富士フイルム主催のX写真展がやっているという情報をもらい、そこにはX-Pro2の実機やレンズも色々置いてあってどうも触れるらしいということを聞いたので行ってみました。(田舎なので実機を触れるお店が県内になかった)

当日、X70を斜めがけして写真展を観に行きました。ひと通り作品を観たあと、X-Pro2を触るため富士フイルムの方々がいらっしゃるほうへ行きました。X70が目についたようで「いいカメラ持ってますね」と話しかけられ、そのまま写真の話やカメラの話、X-Pro2の話を聞いたり話したりしました。その会話の中で「ポートレートを撮ります」と話すと「ポートレートにはこのレンズですよ」とXF56mmのレンズをつけたX-Pro2を渡してくださいました。彼女も一緒に来ていたので彼女をモデルに少し撮ってみようとカメラを構えると、構え方から「これは出来る人だね〜」とおっしゃっていただき、撮った写真を見せると「やっぱりいい写真撮るね〜!」とお世辞にも嬉しいことを言っていただきました。気分が高揚してきたところで、なんと「SDカード入れて撮っていいですよ、向こうの空いたスペースで自由に撮っていていいですよ」と言っていただいたので、15分くらいずっと撮っていました。

僕の心は完全にX-Pro2の虜になっていました。

 

軽快に切れるシャッター。シャッターボタンの押し心地。シャッター音の心地よさ。それだけで十分すぎるほど感動しました。フィーリングの良さは抜群。形も重さも丁度いい。ずっと持っていたくなるカメラでした。

撮れた写真にも感動しました。白い床にガラス張りの壁、さらにはいい感じに光も差し込んでいたので、どう撮っても綺麗に写るような撮影環境ではありましたが、色ノリの良さ・立体感・解像感どれも素晴らしく感じました。5Dよりきれいに撮れる。ピントも素早く合う。このとき不覚にもそう感じてしまったのを覚えています。

 

それからというもの、毎日毎日X-Pro2のことばかりを調べていました。価格や性能、口コミや作例など、ずーっと調べていました。心はもうX-Pro2を買うと決めていたので、レンズについてもずーっと調べていました。調べている中で、単焦点レンズの豊富さと性能の良さにも感動し、なおさら購入した将来を想像して楽しんでいました。

また、レンズの価格の安さにも注目しました。5D用のEFレンズで35L, 50L, 85L, 135L、さらには16-35mm, 24-70mmを買うのは高すぎて全て揃えるのは諦めていたんですが、FUJIFILMのレンズなら揃えられるぞと嬉しくなりました。

資金はわりとあったので、初めてX-Pro2を触った日からだいたい1ヶ月後にはX-Pro2XF35mm F2 R WRを購入しました。そしてその1ヶ月後にはXF23mm F1.4 RXF90mm F2 R LM WRも購入しました。

撮った写真をLightroomで等倍にして確認しても5DⅢよりX-Pro2で撮った写真の方が綺麗に感じました。今振り返るとその当時綺麗だと感じた理由は、X-Pro2で撮った写真のほうが解像感がより高い印象を受けていたためであり、それはローパスフィルターの有無が関係しているのではないかと考察しています。(X-Pro2は僕の初ローパスフィルターレス機でした)

 

3日間やっている夏祭りに1日目は5DⅢ、2日目はX-Pro2で撮りに行ったことがありました。AFの速さ・AFの精度、その両方でX-Pro2のほうが上だと感じました。ちなみにそのとき使ったレンズはEF50mm F1.4 USMXF35mm F2 R WRです。レンズの性能もあると思います。暗所での撮影においてもX-Pro2AFでピントが合うのに対して5DⅢはあまり合いませんでした。これは低輝度限界がX-Pro2のほうが上なので仕方がない部分もありますが、通常のスナップ撮影においてはAF性能に関して明らかにX-Pro2のほうが上でした。MF撮影においてもEVFでのピーキングが使えるX-Pro2のほうが断然撮りやすかったです。

5DⅢを使う機会はめっきり減りX-Pro2がメインのカメラにはなっていましたが、5Dは売らずに持っていました。その当時は撮影依頼もそこそこあったため、一眼レフでありCanonでありフルサイズ機である5DⅢは何かと重宝していました。相手(依頼主や周りのカメラマン)から舐められないという意味ではとても心強いカメラでした。しかし、ある撮影依頼で高校の同窓会の撮影をプロのカメラマンさんと一緒に行うことになった際、撮影前の打ち合わせなどでそのカメラマンさんにX-Pro2を買ったことなどを話してはいたんですが、その方もCanonを使っていたので撮影には5DⅢで臨みました。撮影が終わったあとの会話でそのカメラマンさんに「X-Pro2で撮っても全然よかったのに」と言われました。僕はそのとき「はっ」としました。X-Pro2のほうが5DⅢよりも使いやすくて、なおかつ綺麗に撮れると自分自身は思っているにも関わらず、業界的には一眼レフが優位でAPS-Cよりフルサイズのほうが優位だと思い込み、あえて5DⅢを使っていた自分を恥ずかしく思いました。それと同時に、プロのカメラマンさんでもミラーレス機をちゃんと認めているんだと認識しました。

 

5DⅢをはじめとして一眼レフ機にはミラーレス機よりも優れているところが今でもあると思います。ただ、その要素は自身の撮影スタイルには必要性がなかったため、後(のち)のX-T2の購入の際に5DⅢは下取りに出しました。また、次の記事で少し触れると思いますが、フルサイズ機の魅力は今現在でも大きな存在として自分の中には残っています。

5DⅢは思い入れのあるカメラなので、使っていたストラップはEOS-1Vに引き継ぎ、5DⅢCanon公式USBメモリも買いました(笑)。EF50mm F1.4 USMはこれまた思い入れのあるレンズで、発売が1993年の6月、つまり同い年です。このレンズは今もEOS-1Vで大切に使っています。

集合写真(プリンタもCanon

 

 

 

 

Pocket

ギャラリー

#4 X100Fにワイコンをつけて写真を撮ってきた in Tokyo

Pocket

こんにちは、uskyです。

1ヶ月ほど前ですが、X100FにワイドコンバージョンレンズWCL-X100II (通称ワイコン)をつけて東京でスナップ写真を撮ってきたので、その模様をお送りしたいと思います。(写真35枚)

 

X100Fの画角は35mm判換算35mmですが、ワイコンをつけると35mm判換算28mm相当の画角になります。これはスナップシューター御用達のRICOH GRFUJI X70の画角と同じで、スナップを撮るにはもってこいの画角です。

ちなみに、ワイコンをつけた状態でのデジタルテレコンバーターは28mm, 41mm, 58mmです。

今回はデジタルテレコンも使ってみたかったのでJPEGで撮影しました。(RAWだとデジタルテレコン使えないため)

JPEG撮影ですが写真はいつも通りレタッチしてます。なので少し写真が粗いかも知れません。

ワイコンをつけるとこんな感じ。(フードは別売りの純正のものをつけています)

20171116-XXXF0542-2
X100F + WCL-X100II (F6.4, 1/640s, ISO200)
20171116-XXXF0570-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/640s, ISO400)
20171116-XXXF0578-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/75s, ISO400)

ワイコンWCL-X100IIは、になってからカメラボディが自動的にレンズの装着を認識するようになりました。また、光学ファインダーでの撮影時にも撮影範囲の目安を示すブライトフレームを自動で表示してくれます。旧型ではメニューから手動で切り替えていたのでこれはすごく便利になりました!

 

20171116-20171116-XXXF0583-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/280s, ISO400)
20171116-XXXF0595-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/320s, ISO400)
20171116-XXXF0669-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/105s, ISO400)

ちなみに今回の撮影は、夜行バスでの日帰りで新宿→原宿→表参道→渋谷→秋葉原→丸の内と、街をつまみ食いしながら巡りました。

 

20171116-XXXF0673-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/50s, ISO6400)
20171116-XXXF0687-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/600s, ISO400)
20171116-20171116-XXXF0694-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/320s, ISO400)
20171116-XXXF0706-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/60s, ISO400)
20171116-XXXF0717-2
X100F + WCL-X100II (F2.0, 1/2200s, ISO400)

この写真は絞り開放で撮っています。スナップを撮るときは基本的にはF値は8.0〜11に設定していますが、場面によっては開放で撮ったりもします。ワイコンをつけてもX100Fの開放側の柔らかい描写は健在ですね。

 

20171116-XXXF0722-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/105s, ISO400)
20171116-XXXF0730-2
X100F + WCL-X100II (F11, 1/850s, ISO400)

フレアは、同じ焦点距離であるXF18mm F2 Rよりも出にくい印象です。フレアに限らず、レンズ描写や絞りリングのトルク感もX-Pro2 + XF18mm F2 RよりX100F +WCL-X100IIの方が好きですね。

 

20171116-XXXF0742-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/120s, ISO400)
20171116-XXXF0748-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/350s, ISO400)
20171116-XXXF0749-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/750s, ISO400)
20171116-XXXF0754-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/140s, ISO400)

この場所SNS上でよく見かけるので今回初めて行ってみましたが、もうちょっと広角が欲しいなぁと感じました。XF10-24mm F4 R OISで撮るとカッコイイ写真が撮れそうです。

 

20171116-XXXF0766-2
X100F + WCL-X100II (F11, 1/60s, ISO640)

横断歩道を歩いているときに、「あっ!」と思って、すかさずカメラを構えてシャッターを切った場合でも、ピントがちゃんと合っているから驚きです。最近のカメラはAFが速い!ワイコンをつけていてもAFの速度や精度の変化は感じませんでした。

 

20171116-XXXF0781-2
X100F + WCL-X100II (F11, 1/60s, ISO800)
20171116-XXXF0786-2
X100F + WCL-X100II (F11, 1/120s, ISO400)
20171116-20171116-XXXF0798-2
X100F + WCL-X100II (F8.0, 1/75s, ISO400)
20171116-XXXF0800-2
X100F + WCL-X100II (F11, 1/80s, ISO400)
20171116-XXXF0829-2
X100F + WCL-X100II (F2.0, 1/640s, ISO400)

これも開放のF2.0。自分の意図した表現を伝えられているのか分かりませんが、主題を明確にしたい場合にはスナップであっても周りをぼかすため絞りの値を小さくして撮っています。

 

20171116-XXXF0853-2
X100F + WCL-X100II (F2.0, 1/800s, ISO400)
20171116-XXXF0854-2
X100F + WCL-X100II (F11, 1/60s, ISO400)
20171116-20171116-XXXF0861-2
X100F + WCL-X100II (F11, 1/60s, ISO1250)
20171116-XXXF0869-2
X100F + WCL-X100II (F2.0, 1/420s, ISO400)
20171116-XXXF0886-2
X100F + WCL-X100II (F11, 1/60s, ISO1600)
20171116-20171116-XXXF0892-2
X100F + WCL-X100II (F11, 1/60s, ISO1000)

電車が少し歪んでいるのは電子シャッターで撮っていたためです。ローリングシャッター式の電子シャッターで動きの速いものを撮ると「こんにゃく現象」が発生して歪んでしまいます。これはX-Pro2でもX-T2でもソニーのαシリーズでも電子シャッターで撮れば同じ現象が起こり得るのでご注意を。

 

20171116-XXXF0896-2
X100F + WCL-X100II (F5.6, 1/60s, ISO1250)
20171116-XXXF0898-2
X100F + WCL-X100II (F2.0, 1/90s, ISO400)
20171116-XXXF0900-2
X100F + WCL-X100II (F2.0, 1/110s, ISO400)
20171116-XXXF0917-2
X100F + WCL-X100II (F4.0, 1/60s, ISO800)

右の電柱が歪んでいます。周辺が歪んでしまうのは広角レンズならまあしょうがないことですね。

 

20171116-XXXF0977-3
X100F + WCL-X100II (F2.0, 1/60s, ISO5000)
20171116-XXXF0957-2
X100F + WCL-X100II (F2.8, 1/30s, ISO1000)

いかがでしたでしょうか。

 

僕はファインダーが欲しくてX70からX100Fに乗り換えたクチですが、画角的にもX70と同じ28mmが使いやすいと感じたのですぐにワイコンも購入しました。

広角は何でも入ってしまうため使いにくい場面もあるかも知れませんが、まわりの景色を入れつつ人々の営みを切り取りたい場合にはとても有用です。

そんな写真が僕は好きなので、X100Fにはワイコンを常につけて持ち歩いています。また、X100Fはデジタルテレコンという機能がついているので、もっと近寄りたいけどこれ以上近づけないときには重宝します。

けれどやっぱり、スナップは自分の足で間合いを詰めるのが一番楽しいですよね!スナップが撮りにくい昨今ですが、これからもガンガン撮っていこうと思います。

 

今回撮った写真のギャラリーはこちら

 

Pocket